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イーサリアムの今後・将来性を総まとめ

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仮想通貨の中ではメジャーになっているイーサリアムですが、今後はどのように推移していくのでしょうか?価格の未来は読めませんが、予測するにはイーサリアムが誕生した背景や技術、今後の展開を知っておく必要があります。今回は、イーサリアムの将来性につながる点を解説します。

イーサリアムの概要

まずは、イーサリアムが誕生した背景や、注目されている技術、そしてイーサリアムクラシックなどについて解説します。

イーサリアム誕生の背景

イーサリアムは2013年頃、当時19歳だったヴィタリック氏がホワイトペーパーをwebで公開したのが始まりです。ヴィタリック氏が17歳のときに父がビットコインに興味を持っていて、父から勧められたのが仮想通貨に触れるきっかけになりました。

その後、ビットコインに関するプロジェクトに参加するほど仮想通貨の将来性に魅了され、大学まで辞めて世界中の仮想通貨のプロジェクトを見て回ったようです。そして、仮想通貨で利用されているブロックチェーン技術が、送金システムや個人認証など色々な用途で使われていることを知ります。

しかし、それらを知ると同時に、ブロックチェーンはまだまだ十分活用しきれていないと感じたそうです。そこで、「あらゆる目的のために利用できるブロックチェーンのプラットフォームをつくりたい」という思いから、イーサリアムを作ったとのことです。

スマートコントラクトとは?

さて、そんな思いからつくられたイーサリアムですが、イーサリアムを語る上で絶対に外せない要素がスマートコントラクトという技術です。スマートコントラクトとは、簡単にいうと「契約を自動的に実行させる」という仕組みになります。まさにスマート(賢く)にコントラクト(契約)を実行できるというわけです。

スマートコントラクトの事例

たとえば、スマートコントラクトの概念は自動販売機が分かりやすいでしょう。自動販売機で飲み物を買うときは以下の流れになります。

  • お金を投入する
  • 飲み物を選択する
  • 飲み物を提供する

お金を投入し飲み物を選択することで、飲み物を提供するという契約がプログラムされています。そのため、販売業者や仲介業者を通じることなく、契約を自動的に実行できるというわけです。

この自動販売機の仕組みのように、執行条件と契約内容をブロックチェーンに組み込んでおけば、決済までの期間を短縮して、不正を防止し、さらに仲介者が不要で取引を成立させることができます。

企業で取り入れた事例

たとえば、KDDIは、スマートコントラクトを利用した、携帯電話の店頭修理の実証実験をしています。これは、店頭修理~修理完了までの工程のおける、リアルタイムな情報共有とオペレーション効率化の可能性を検証します。

また、トヨタのアメリカ子会社が、イーサリアムの企業連合に参加しました。参加した理由は、自動車開発に必要な走行履歴や各社のセンサー情報を収集する、基盤のブロックチェーンをつくるためです。

その中で、電子署名付きの走行履歴データを記録し、データの所有権を維持しながらメーカーなどに使用権を販売する点などに対し、スマートコントラクトの技術が使われます。

イーサリアムクラシックとは?

さて、イーサリアムの概要の最後に、イーサリアムクラシックについて解説します。イーサリアムクラシックとはアルトコインの一種でイーサリアムから分岐した仮想通貨です。

イーサリアムクラシックが誕生した背景には、イーサリアムで起きたハッキング事件があります。ハッキング事件によって発生した損害を、「ハードフォーク(分岐)することでハッキング事件が起こる前の状態の戻す」という手段を取りました。

それによって、最終的にハッキングによるイーサリアムの不正送金は無効化されましたが、一部のイーサリアム保有者が反発しハードフォークを拒否しました。その結果生まれたのがイーサリアムクラシックというわけです。

イーサリアムクラシックはイーサリアムとは別のブロックチェーンに記録されるので、イーサリアムとは完全に別の通貨です。また、2018年3月時点では、時価総額が仮想通貨全体の16位まで上がっています。

イーサリアムの将来性

さて、イーサリアムの概要が分かったところで、イーサリアムの将来性について解説します。ここでは、チャート遷移や時価総額、そしてイーサリアムで注目すべきプロダクト・プロジェクトを紹介します。

チャート遷移と時価総額

イーサリアムの価格推移は以下の通り(緑部分)※です。
イーサリアム チャートこのように、一時期は1200ドルを超す場面もありましたが、2018年3月には600ドル付近を落ち着いています。ただ、600ドルに下がったとはいえ、ここ1年で数百倍にまで高騰しているのです。

また、イーサリアムの時価総額(通貨価格×発行枚数)は、2018年3月時点で521億ドルを超えており、仮想通貨の中ではビットコインに次ぐ第2位の位置にあります。

※coinmarketcap
https://coinmarketcap.com/currencies/ethereum/

イーサリアムについて知っておくべきこと

前項のように、イーサリアムは仮想通貨の中で既にメジャーな部類に入るので、今後どのようなプロダクトやプロジェクトを行うかは、日々注目されるでしょう。そのため、イーサリアムの将来性を占うには、今後展開するプロダクトやプロジェクトである以下の点を知っておくことが大切です。

DAICO

DAICOとは、スマートコントラクトの仕組みを利用した新しいICO(仮想通貨を利用した資金調達)手法です。これは、イーサリアムをつくったヴィタリック氏が考案したとう点で、信頼性が高く注目を集めています。従来のICOとの違いは、簡単にいうと投資者が多くの権限を持つ点です。

投資者はDAICOを利用したプロジェクトの開発段階で意見を主張して、大きな影響を与えることができます。たとえば、プロジェクトの進捗に不満があれば、投資した通貨を払い戻すことも可能です。そのため、現在横行している、開発者がトークン(≒仮想通貨)を持ち逃げする詐欺対抗できます。

ドミナンス

イーサリアムの将来性を占う上では、ドミナンスという指標も重要です。ドミナンスは「比率」という意味で、ある仮想通貨が全仮想通貨のどのくらいの比率かを明確にしたものになります。言い換えると、仮想通貨市場における、個々の通貨の支配力や影響力、そして需要を測ることができるツールです。

まずは、現時点のドミナンスを見ていきましょう。
仮想通貨 ドミナンス少々分かりにくいですが、オレンジがビットコインのドミナンス、濃い青がイーサリアムのドミナンスです。2017年3月には、ビットコイン約84%、イーサリアム約7%というドミナンスが、2018年3月にはビットコイン44%、イーサリアム16%になっています。

ドミナンスが重要な理由は、仮想通貨に流入しているマネーがどの通貨に向いているかが分かるからです。仮に、「仮想通貨にお金が流れている!」という状態でも、それがイーサリアムの通貨以外であれば、イーサリアムの価格は上がりません。

そのため、仮想通貨全体にどれだけマネーが流れ込んでいるかを見つつ、仮想通貨市場でイーサリアムはどのくらいのドミナンスなのかも常にウォッチしておく必要があります。仮に、リップルのドミナンスが爆発的に上がったのであれば、その原因を調査しなければいけません。

その原因によって、イーサリアムのドミナンスが更に下がるのであればイーサリアムから撤退を考えなければいけませんし、逆であればイーサリアムの買い増し時期かもしれません。このように、ドミナンスによって市場の注目度を測ることができます。

coinmarketcap

取得できる取引所や保管方法

結論からいうと、イーサリアムはほぼどの仮想通貨取引所でも取引できます。理由は、上述したようにイーサリアムは時価総額2位の通貨なので、どこでも需要があるからです。そのため、特定の取引所のおすすめはありません。

注目すべき点は、イーサリアムを取得できる販売所のスプレッドです。スプレッドとは、イーサリアムの取得価格と売却価格の差であり、この差が手数料のような意味合いになります。そのため、このスプレッドは取引所によって異なるので、取得時点・売却時点で、最も利益が上がる販売所で売買しましょう。

また、仮想通貨を保管するウォレットは、ソフトウェアウォレットとハードウェアウォレットに分かれます。ソフトウェアウォレットでおすすめなのは、最もメジャーなのはMyEtherWalletです。MyEtherWalletなら、自分のPCにイーサリアムの秘密鍵(≒暗証番号)を保管できるので、取引所がハッキングされても問題ありません。

しかし、PCがハッキングされるリスクもあるので、心配な方はLedger Nano Sというハードウェアウォレットを利用すると良いでしょう。ハードウェアウォレットはネットにつながっていない(コールドウォレット)なので、ハッキングリスクはありません。

まとめ

今回は、イーサリアムの将来性を主題に置き、イーサリアムの全容を紹介しました。
おさえておきたいポイント
1.イーサリアムの仕組みや背景を知っておく
2.特にスマートコントラクト技術は要注目
3.企業などがスマートコントラクトをどれだけ採用するかに注目
4.DAICOやドミナンスで将来性を予測する

将来性を注目する上では、スマートコントラクトがどれだけ採用され、注目されるかが重要でしょう。そのため、日々の情報収集は欠かせません。

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